1977-03-22 第80回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
○鶴園哲夫君 次に、三番目の農業基盤整備という問題について伺いたいんですが、この農業基盤整備というのは、昭和三十五年の農林省の予算の中に初めて登場するわけですが、その前は食糧増産対策費となっている。その食糧増産対策というこれがなくなりまして、消えまして、そのかわりに出ましたのがこの農業基盤整備。つまり、食糧を増産するというのが必要なくなったわけですね、食糧を積極的に増産していくというのが。
○鶴園哲夫君 次に、三番目の農業基盤整備という問題について伺いたいんですが、この農業基盤整備というのは、昭和三十五年の農林省の予算の中に初めて登場するわけですが、その前は食糧増産対策費となっている。その食糧増産対策というこれがなくなりまして、消えまして、そのかわりに出ましたのがこの農業基盤整備。つまり、食糧を増産するというのが必要なくなったわけですね、食糧を積極的に増産していくというのが。
それから五十年度予算におきまして、食糧増産対策費として特別な金が計上されたわけでございまして、これは構造改善事業に関連をする基盤整備事業の促進に充てたわけでございますが、今後におきましては、こういう考え方をさらに拡充強化いたしまして、小規模な土地改良事業につきまして特別の施策を講じて充実さしてまいりたいというふうに思っております。
たとえばこの食糧増産対策費であるとか、あるいは粗飼料の増産の緊急対策費であるとか、そういうふうなものを予算としては大規模なものではなかったわけですが、芽だけは出すことができたと私は思っておるわけでございますが、しかしもちろんこれで新しい転換に対応した農政を行っていくということには不十分でございます。
従来、食糧増産対策のためにということで、莫大な公共事業費を投じまして土地改良事業その他をやって参ったのでありますが、一昨年から食糧増産対策費という名前を農業生産基盤の整備ということに改めて、そうして、これはひとり米あるいは麦というようなものに対する対策だけではなく、従来の澱粉食糧の生産を高めるだけに飽き足らなく、むしろそれに加えて蛋白食糧あるいは脂肪食糧というようなものについても同様の観点から生産基盤
すなわち、それは解放された勤労農民の生産意欲を向上せしめ、その限りにおいての生産性向上となり、零細農耕制はゆるがなかったとはいえ、米麦を中心とする政府の食糧増産対策費や現在の農業基盤整備費といったような諸制度に支えられつつ、価格支持政策のもとに発展し、ついには、所得倍増計画のもとに、米について見ても、昭和四十四年度における需要量千三百万トンという政府の見込みに対し、昭和三十五年度生産で千二百八十六万
これは御承知の通り、以前には食糧増産対策費、こういう名前で呼ばれて参りまして、土地改良事業を中心といたしまして、干拓、開拓というようなものがそれに含まれていたわけでございますけれども、それが昨年度からだったと思いますが、農業基盤整備費という名前に変えられたわけであります。
で、私ども、五年ばかりたちまして、こういう穀菽経営ではいけないということで研究会もいたしましたが、当時農林省の方もお入り願いました結論は、現在開拓予算というものは食糧増産対策費で計上されておるのだから、穀物の増産ということで経済効果が判定をされておるのだ、君方が言われるように酪農であるとか果樹であるとかいうような経営形態では予算がつかないから、しばらくそれを伏せておいた方がよかろうということを言われまして
○森八三一君 最初に、食糧増産対策費を農業基盤整備費ということで、新しい方向を出されました。経費としては、前年度と比べて約五十五億円くらいふえておるということでございますが、そこで、農業基盤整備の対象は、農業生産の基盤である農地の保全、改良、拡張ということをねらっておると私は理解しております。
○森八三一君 僕伺っていますのはね、従来の食糧増産対策費というふれ出しのもとに進められていくとすれば、それは日本の人口増加を予定して、それの増加人口に見合う食糧の自給体制を確保するためには、何カ年間にどれだけの耕地をふやしてどうするということも一応僕は意義があったと思うのです。今度は新大臣の新構想で農業基盤整備費と、こういうことにする、非常に発展された。私はそのことは非常にいいと思うのです。
○森八三一君 そうすると結局、昭和三十五年度に新構想として農業基盤整備という題目を取り上げられたが、この内容は今研究中であって、昭和三十五年度の予算としては、従来の食糧増産対策費当時の考えを一応そのまま踏襲したと、で、大臣の新構想に基づく新しい政策というものは三十六年度以降に期待されるのだと、ここで方向だけを示したという内容だと、こう了解していいかどうかということですが、新構想が出たんですから、その
特にこの際、留意しなければなりませんことは、食糧増産対策費というものが、農業基盤整備費ということにかわりまして、そのことの実体については、今申し上げましたように、これは非常に新しい方向を打ち出したものであり、けっこうであると思います。思いまするが、ともいたしますると、そのことがもう食糧の自給度向上という問題は、投げ捨てたのだというような感じを、誤解を生む危険がないとは申されません。
それはまあいろいろございますが、その中で特に注目すべき点を二つ、三つ拾い出して申し上げますならば、まず、これまで昭和二十五年以来食糧増産対策費、こういう形で予算面に出て参りましたのは二十六年ごろからでございますが、食糧増産対策費、こういう形で計上されて参りました土地改良事業それから開拓、開墾というような農業関係の公共事業費でございますが、この農林関係の公共事業費が今度は農業基盤整備費、こういうふうに
認め、党においても政府においても権威ある調査会を設けてその研究を進めているのでありますが、三十五年度予算においては大幅な拡充をはかり、一千三百十九億円を計上しまして、福田農林大臣が自負する通り、相当充実した予算規模になっておるのでございまして、前年度の当初予算一千六十三億円に比し、二百五十六億円、二四%の増加を示し、一般会計予算総額に占められる比率も前年度の七・五%に対し八・四%となり、従来の食糧増産対策費
土地改良、開拓、干拓事業につきましては、農業の基盤である土地条件の整備強化をはかる事業としての性格を明確にするため、従来の食糧増産対策費の名称を農業基盤整備費と改め、総額三百八十九億一千万円を計上したのであります。なお、従来食糧増産対策費中に含まれていた海岸保全事業につきましては、治山治水事業の一環である海岸事業費として農業基盤整備費からは区分してその充実をはかることといたしております。
こういう状況は、食糧増産対策費というような名目を変えて、農業基盤の整備費というような、まっこう上段から大眼目を掲げて今後の仕事をやっていこうというやさきであるならば、もっと抜本的に考えてもらいたいと思う点なんです。いつでもこういうことを局長なり農林省自体だけでやりくり算段しているということでは、私は経済効果という上からいって非常な大きなマイナスだと思っている。
そこで二十五年度の農林予算の特徴は、従来の食糧増産対策費という大きな費目を農業基盤の整備強化という名目に変えておられます。これは従来の食糧増産対策の看板を書きかえたにすぎないのでありまして、別に新味はないと思います。しかし、与党あたりにも五年後には米が余るとか、世界的な食糧過剰傾向等の問題がありまして食糧増産対策という名目ではまずい、こういうふうにお考えになったものではなかろうかと思うのです。
食糧増産対策費というものを今度農業基盤整備費というものに改めましたが、これなんかも、草地ということも非常に大きな問題として今後取り上ぐべきものであるという思想的な関係の一環なんであります。さよう御理解を願いたいと思います。
この第一の農業生産基盤の強化というのは従来の食糧増産対策費の名目が変わったものでありますが、この点についても、これは主として土地改良あるいは小団地開発というようなこと、あるいは愛知用水だとか、北海道の泥炭地の開発だとか、特定地開発事業というものがあがっておりますが、一般的に日本の農業の基礎をいかに固めていくか、あるいは具体的には労働の生産性を高め、やがては貿易の自由化に対処できるような農業を日本で育成
そのほかに農業基盤整備費、従来食糧増産対策費ということになっておりましたものが五十三億円増しということになっておりますが、これで見ますと、食糧管理特別会計の赤字の穴埋めとかあるいは災害関係費というものは、これは農業の生産性を高めるとか、あるいは農家の所得を増加するとかいうことにはまず一応関係がない。
まず、農業につきましては、土地改良事業、開墾事業、干拓事業等の計画的実施を推進することといたしておりますが、土地改良、開墾、干拓事業を通じて農業の基盤を整備する事業としての性格を明確化するため、三十五年度予算案におきましては、従来の食糧増産対策費の名称を農業基盤整備費と改め、名実ともに本事業の充実をはかることといたしました。
それから本年度の予算で、従来食糧増産対策費、食糧増産とうたった費目が、本年は農業基盤整備費、これはどうして名前を変えられたのかお伺いいたします。
れまして前年度どうなっておるかという比較は下の方にございますが、三百二十七億三千二百万、これが三百九十二億五千万というように約五十五億くらい増加になっておりますが、ただし、この中には実は人件費の関係が若干一般会計の方と入り繰りがございますので、そういうものを引きまして純計でやってみますと、今申し上げました総額の五十五億二千六百万がちょうど五十一億二百万くらいの増加になっておりますが、昨年度まで食糧増産対策費
土地改良、開墾、干拓事業につきましては、農業の基盤である土地条件の整備強化をはかる事業としての性格を明確にするため、従来の食糧増産対策費の名称を「農業基盤整備費」と改め、総額三百八十九億一千万円を計上したのであります。なお、従来食糧増産対策費中に含まれていた海岸保全事業につきましては、治山治水事業の一環である海岸事業費として、農業基盤整備費からは区分してその充実をはかることといたしております。